25年ルール対象車一覧(2027年版)|2002年製造の主な国産モデル

2027年にアメリカの25年ルールの対象となるのは、主に2002年に製造された車です。対象になる日は年式ではなく、1台ごとの製造日で決まります。
この記事は、2027年に米国の25年ルールの条件を満たす主な国内モデルを、メーカーの公式発表で確認できた範囲で一覧にしたものです。輸出の仕入れ計画や在庫の見直しに使えるよう、数え方の注意点と、1台ごとに確認すべき項目もまとめます。毎年、翌年分の一覧に更新する予定です。制度そのものの解説は「アメリカ25年ルールとは」をご覧ください。
2027年に対象となる車の条件は?
NHTSAのFAQでは、25年の期間は「車両の製造日から」数えるとされています(NHTSA:Importation and Certification FAQs)。つまり、2002年1月に製造された車は2027年1月以降、2002年12月に製造された車は2027年12月以降に、安全基準(FMVSS)の適合なしで輸入できる条件を満たします。
排ガスはEPAが別に判断し、Form 3520-1のコードEは「輸入年から製造年の暦年を引いて21年以上」のオリジナル未改造車を対象としています(EPA Form 3520-1)。2002年製造の車は、EPAの年数基準はすでに満たしているため、2027年の焦点はNHTSAの25年です。ただし、改造の有無は引き続き確認が必要です。
| 製造日(例) | NHTSAの25年を満たす日 | ポイント |
|---|---|---|
| 2002年1月15日 | 2027年1月15日以降 | 年初の個体は早く対象になる |
| 2002年7月1日 | 2027年7月1日以降 | モデル発売直後の個体は年の後半 |
| 2002年12月20日 | 2027年12月20日以降 | 同じ年式でもほぼ1年の差 |
2002年に登場した主なモデル(2027年に初期の個体が対象)
下表は、2002年に新しく登場したことをメーカーの公式発表で確認できたモデルです。発表・発売日は生産開始の目安で、それより前に生産された個体があり得ます。一方で、発売日より後に製造された個体は、その製造日から25年後に対象になります。
| モデル(型式) | 公式に確認できた時期 | 2027年のポイント | 出典 |
|---|---|---|---|
| 日産 マーチ(K12) | 2002年2月 | 2002年製造分が順次対象 | 日産ヘリテージ |
| 日産 モコ(初代) | 2002年4月 | 軽自動車。州の登録規制に注意 | 日産ヘリテージ |
| ホンダ NSX-R(2002年モデル) | 2002年5月24日発売 | 製造日と仕様の確認が重要 | Honda |
| 日産 エルグランド(E51) | 2002年5月 | ミニバン。2002年製造分が対象 | 日産ヘリテージ |
| 日産 フェアレディZ(Z33) | 2002年7月 | 米国には350Zとして正規販売された仕様がある | 日産ヘリテージ |
| 日産 キューブ(Z11) | 2002年10月 | 2002年製造分は年末にかけて対象 | 日産ヘリテージ |
| ホンダ アコード/アコードワゴン(7代目) | 2002年10月10日発表 | 発表が10月のため、2002年製造の個体は年末までの分に限られる | Honda |
2001年に登場し、2002年製造の個体が2027年に対象となるモデル
2001年に発売されたモデルは、初期の個体が2026年に対象になります。ただし、2002年に製造された個体は2027年まで条件を満たしません。輸出の問い合わせで「2001年発売だからもう対象」と判断しないよう注意が必要です。
| モデル(型式) | 公式に確認できた時期 | 出典 |
|---|---|---|
| 日産 スカイライン(V35) | 2001年6月 | 日産ヘリテージ |
| ホンダ フィット(初代) | 2001年6月21日発表 | Honda |
| ホンダ インテグラ/タイプR(DC5) | 2001年7月2日発売 | Honda |
| 日産 ステージア(M35) | 2001年10月 | 日産ヘリテージ |
| ホンダ シビック タイプR(EP3・英国生産) | 2001年12月6日日本発売 | Honda |
この一覧に載せていないモデルも対象になり得ます。発売・生産時期をメーカーの公式資料で確認できなかったモデルは、正確さを優先して掲載していません。
1台ごとに確認すべき項目
- 製造日:車両ラベルやメーカーの資料で確認します。車検証の初度登録年月は製造日ではありません(「製造年月と初度登録年月の違い」参照)。
- 型式とグレード:車検証の型式と車台番号から仕様を特定します(「車台番号とは」参照)。
- 改造の有無:エンジン載せ替えや排気系の変更は、EPAの判断に影響するおそれがあります。
- 車両区分:乗用車か貨物車か、軽自動車かで、関税や州の登録の扱いが変わることがあります。
- 日本側の書類:輸出抹消仮登録証明書などを準備します(「輸出抹消仮登録とは」参照)。
例:同じモデルで時期が分かれるケース
例:フェアレディZ(Z33)を2台仕入れる場合、製造日が2002年8月の個体は2027年8月以降、2003年2月の個体は2028年2月以降に対象となります。仕入れ値が同じ250万円でも、輸出できる時期が半年ずれれば、その間の保管費や相場の変動を見込む必要があります。
製造年から対象年を逆算する早見表
NHTSAの25年は製造日から数えるため、製造年に25を足した年の、製造日と同じ日以降が対象になります。
| 製造年 | NHTSAの25年を満たす年 | 本記事の扱い |
|---|---|---|
| 2001年 | 2026年(製造日と同じ月日以降) | 「25年ルールとは」の2026年の表を参照 |
| 2002年 | 2027年(同上) | 本記事の対象 |
| 2003年 | 2028年(同上) | 翌年の更新で掲載予定 |
仕入れ計画はどう立てる?
- 対象になる月を1台ごとに出す:製造日から、25年を満たす日を計算して在庫台帳に記録します。
- 輸出の手続きの期間を逆算する:輸出抹消仮登録は輸出予定日の6か月前から手続きできます。米国到着時に25年を満たしているよう、船積みの時期を決めます。
- 保管費と相場の変動を見込む:対象になるまで保管する場合は、その期間の費用と相場の上下を見込みます。
- 書類をそろえる:製造日を示す資料、改造の有無の記録、日本側の抹消書類を1台ごとにまとめます。
この一覧の更新方針
この一覧は、毎年、翌年に対象となる製造年のモデルを追加して更新する予定です。掲載するのは、発売・発表の時期をメーカーの公式資料で確認できたモデルに限ります。制度の変更があった場合は、確認でき次第、本文を見直します。
製造日はどうやって確認する?
日本の車検証には製造年月の欄がなく、初度登録年月しか記載されていません。製造日の確認には、次のような方法があります。
- 車両に付いたラベルやプレート:車種によっては製造年月が表示されていますが、国内向けの車では表示がないことも多くあります。
- メーカーや販売店への照会:車台番号をもとに、製造時期を確認できる場合があります。
- 新車時の書類:保証書や点検記録簿などから、製造時期の手がかりが得られることがあります。
製造年月を網羅的に保持する第三者機関はないため、1台ごとに資料を集める必要があります。NHTSAも、製造日を示すラベルがない場合は、最初の販売日を示す請求書や登録書類などを用意するよう案内しています。製造日が分からない場合、初度登録年月より前に製造されたことは言えても、正確な日は特定できない点に注意してください。
2027年の輸出で特に注意したい点
2002年製造の車は、EPAの21年の年数基準はすでに満たしています。そのため、2027年の論点は主にNHTSAの25年を満たす日と、改造の有無、州での登録条件です。人気のスポーツモデルは、エンジンや排気系、足回りに手が入っている個体も多いため、改造の内容を記録し、オリジナルの状態かどうかを輸入前に確認することが欠かせません。購入者が登録する州の要件も、早めに確認してもらいましょう。
2027年の対象車をデータで抽出するには
瞬カーのデータからは、25年ルールの対象となる年式・型式の車両を抽出できます。法人向けに提供しているため、詳細は「お問い合わせ」からご相談ください。製造年月はデータがある場合のみ提示できます。番号の書式は車台番号・VINチェックで確かめられます。瞬カーの照会結果は実車15分のデモでご覧いただけます。
よくある質問
2002年式なら2027年1月から輸入できますか?
一覧にないモデルは対象外ですか?
一覧はいつ更新されますか?
軽自動車も2027年に輸出できますか?
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