AI査定は個人情報が心配?写真・ナンバーを入力する前の6つの確認点

車のAI査定に必要なのは「車の情報」で、あなたの個人情報ではありません。写真を送る前にナンバー・顔・自宅が写っていないかを確かめ、プライバシーポリシーで利用目的・第三者への提供・AIの学習への利用の有無を確認してから使いましょう。
「AI査定で車の写真を送っても大丈夫?」「ナンバーや車台番号を入れてよいのか分からない」。この記事では、AI査定で入力を求められる情報の種類、写真を送る前の確認点、ナンバーと車台番号を一緒に渡さない理由、入力した情報がAIの学習に使われる可能性まで、入力前に確かめたい点を整理します。AI査定の仕組みそのものは車のAI査定とはで解説しています。
結論:AI査定に必要なのは「車の情報」
AI査定が参考価格を出すために使うのは、車種・年式・走行距離・グレード・状態といった車の情報です。氏名や電話番号は、価格の計算そのものには使われません。入力を求められる情報ごとに、必要性と注意点を整理すると次のとおりです。
| 情報 | 査定に必要か | 入力するときの注意点 |
|---|---|---|
| 車種・年式・走行距離 | 必要 | 正確に入れるほど参考価格の精度が上がる |
| 車の写真 | サービスによる | ナンバー・人の顔・自宅が写らないようにする |
| ナンバー(登録番号) | 多くの場合は不要 | 車台番号と一緒に渡さない |
| 車台番号 | 車を正確に特定するのに役立つ | 全桁は登録事項等証明書の請求にも使える番号。提供先と目的を確かめる |
| 氏名・電話番号・住所 | 価格の計算には不要 | 入力すると連絡や営業につながることがある |
氏名や電話番号の入力を求めるAI査定は、査定後に買取店から連絡が来る仕組みになっていることがあります。連絡を受けたくない場合は車査定を電話なしで行う方法も参考にしてください。
写真を送る前に確認すること
写真を使うAI査定では、車の状態を読み取るために外装や内装の写真を送ります。送る前に、車以外のものが写り込んでいないかを確かめましょう。
- ナンバー:査定に必要でなければ隠すか、ぼかして送ります。
- 人の顔:家族や同乗者、通りがかった人が写っていないかを確認します。
- 自宅・表札・周りの景色:建物や表札、特徴のある景色から住んでいる場所が分かることがあります。
- 写真の位置情報:スマートフォンの設定によっては、写真のファイルに撮影場所の情報が残ります。送る前に位置情報の設定を確認します。
- 車内の書類:ダッシュボードの車検証や郵便物の宛名が写っていないかを見ます。
ナンバーと車台番号を一緒に渡さない理由
車の登録内容が記載された「登録事項等証明書」には、所有者や使用者の氏名・住所が載っています。関東運輸局の案内によると、この証明書はナンバーの文字・数字すべてと車台番号の下7桁で請求でき、車台番号の全桁だけでも請求できます。請求には理由の記入と本人確認が必要で、不正な目的では交付されませんが、番号の組み合わせが所有者情報への入口になることは知っておきましょう。
ナンバーは公道を走れば誰の目にも触れますが、車台番号は普段は人に伝える機会のない番号です。AI査定で車台番号を入力するときは、提供先の会社と利用目的を確かめてからにします。車台番号と個人情報の関係は車台番号は個人情報?で詳しく解説しています。
入力した写真や情報はAIの学習に使われる?
AI査定の裏側で生成AIのサービスが使われている場合、その利用条件によっては、入力した写真や文章がAIの改善(学習)に使われることがあります。生成AIの中には、無料で使う場合は入力内容をサービス改善に使い、有料の契約では使わないと定めているものもあり、同じAIでも契約の条件で扱いが変わります。
個人情報保護委員会の注意喚起(2023年6月)は、事業者が個人情報を含む内容を生成AIに入力する場合、利用目的の範囲内かを確認し、本人の同意なく入力するなら、提供事業者がそのデータを機械学習に使わないことを十分に確認するよう求めています。一度学習に使われた情報は後から取り除くのが難しいとされるため、利用者の側でも、プライバシーポリシーにAIの学習への利用について書かれているかを確かめると安心です。
入力前に確かめる6つの確認点
- 運営会社:会社名・所在地・問い合わせ先が明記されているか。
- 利用目的:入力した情報を何に使うかが書かれているか。
- 第三者への提供:買取店など他社に情報が渡るか、渡る場合はどの範囲か。
- 保存期間:写真や入力内容をいつまで保存するか。
- 削除の申し出先:消してほしいときの連絡先と手順があるか。
- AIの学習への利用:入力内容をAIの学習に使うかどうかが書かれているか。書かれていなければ問い合わせて確認する。
顔写真や車検証の写真は個人情報?
特定の人が分かる顔写真は、個人情報の保護に関する法律でいう個人情報に当たります。顔の特徴をコンピューターで照合できるデータにしたものは「個人識別符号」として、それだけで個人情報になります。車の写真に人の顔が写っていれば、その写真も個人情報を含むことになります。
車検証には所有者や使用者の氏名・住所が記録されているため、車検証の全体を撮った写真は送らないのが安全です。電子車検証の二次元コードには氏名や住所が含まれないため、車両の特定だけが目的なら二次元コードの読み取りで足ります(車検証の読み取りと自動入力)。
事業者の方へ:お客様の個人情報を預からずに車両情報をそろえる
買取店・販売店の査定業務では、お客様の個人情報を必要以上に預からないことがリスクを減らします。ジャポックスコーポレーションの法人向けサービス「瞬カー®」の車両情報の検索で入力するのは車台番号だけで、ナンバー・氏名・住所・顔写真は求めません。車両情報の検索で所有者の氏名・住所を取得することもなく、車検証の二次元コードを読み取る場合も氏名・住所は瞬カーに渡りません。詳しくは瞬カーのサービス紹介をご覧ください。
よくある質問
ナンバーだけで持ち主の住所は分かりますか?
AI査定で車検証の写真を送っても大丈夫ですか?
AI査定に入力した写真はAIの学習に使われますか?
送った写真や情報を消してもらうことはできますか?
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